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小保方晴子(おぼかたはるこ)さんSTAP細胞を再現できず…近日理研が発表 [サイエンス]

どうも、いつもの情報屋さんです。


今回は、小保方晴子さんSTAP細胞 について取り上げます。

まずはじめに、小保方晴子さん とはどういった人なのかを調べてみました。


その1)経歴やこれまでの経緯について

[ 小保方晴子(おぼかた はるこ) ]
小保方晴子.jpg
引用元:http://www.nikkei.com/article/DGXNASGG2901L_Z20C14A1MM8000/

生年月日:1983年某日(31歳) ※6月29日という説は虚偽の情報らしい
出身地:千葉県松戸市
出身校:早稲田大学理工学部応用化学科 以下後述
現所属:独立行政法人理化学研究所

 ~ 小保方晴子さんの経歴 ~

<大学進学~研修 編>
2002年 早稲田大学理工学部応用化学科 入学
2006年 早稲田大学理工学部応用化学科 卒業
2006年 早稲田大学大学院 進学
2006年 東京女子医科大学先端生命医科学研究所の研究生となる
      (この頃から再生医療の研究を開始)
2008年 早稲田大学大学院理工学研究科応用化学専攻修士課程を修了
2008年 早稲田大学大学院先進理工学研究科生命医科学専攻博士課程に進学
      (日本学術振興会特別研究員(DC1)に採択される)
2011年 開発した皮下移植法がネイチャー・プロトコルに掲載される
2011年 理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(CDB)
       ゲノムリプログラミング研究チーム(若山照彦研究室)客員研究員として
       STAP細胞の研究に取り組む

<研究員~STAP細胞発表 編>
2013年 研究ユニットリーダーに就任し、理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター
       細胞リプログラミング研究ユニットを主宰する
2013年 笹井芳樹らの指導のもと、3月中に米国仮特許出願とネイチャー再投稿、
       4月に国際特許出願を行い、2013年10月には国際特許が公開され、
       12月には念願のネイチャー論文2報が受諾(アクセプト)される。
2014年 STAP研究を発表し、「リケジョの星」「ノーベル賞級の発見」として一躍時の人となる

<疑惑 編>
2014年 暫くして、海外の研究者から「論文通りに作製しても再現しない」との声が上がり始める
2014年 小保方晴子さんの論文に数多くの模造部分がある事が発覚、大騒ぎに・・・
2014年 上記の事実を受け、2月からネイチャーが本格的に調査を開始
2014年 3月28日には早稲田大学も博士論文について調査委員会を立ち上げ、3ヶ月程で報告を行うと発表
2014年 7月17日に早稲田大学の調査委員会が総長へ報告し、合わせて記者会見を実施。
2014年 10月7日、早稲田大学は小保方の博士号を取り消すと決定した。
       しかし、研究指導・学位審査過程に重大な欠陥があったことから、
       1年程度の猶予期間が設けられ、その間に小保方が再指導・再教育を受けたうえで
       論文を訂正・再提出し、これが博士論文としてふさわしいものと認められた場合には
       学位を維持するとしている
(wikipediaより引用)

と言った感じです。長くなってしまって申し訳ないです。


その2)小保方晴子さん の人柄


・幼い頃から研究者を志し、生命や再生医療に興味を持っていた

・大学在籍時はラクロス部で活動していた

・実験時には白衣ではなく、祖母からもらったというかっぽう着を身につける(模造の可能性大)

・研究ノートが3年間で2冊という驚愕のまとめ術(単にずさんなだけという説が有力)

・研究室はピンクや黄色の壁紙で埋め尽くされている(これも模造の可能性大)

・研究室でスッポンを飼っている(これも以下略)

・思い込みが強いらしい

・生まれつきのうっかりさんらしい
(博士論文を母の大病を患った事による看病でうっかり下書きで出してしまった)
(その下書きには大量のコピペや企業のホームページから拝借した写真も残っていた為、大問題となった)



経歴書いてた時はすごい・・・って思ってましたが、人柄を調べていく内に“これはやばい・・・”と感じてきました


どうやら、小保方晴子さんはいろいろ問題のある人のようです。


ところで、STAP細胞とはどういったものなんでしょうか?

[ STAP細胞 ]
STAP細胞図解.jpg

<正式名称>
刺激惹起性多能性獲得細胞

<機能>
動物の分化した細胞に弱酸性溶液に浸すなどの外的刺激(ストレス)を与えて再び分化する能力
を獲得させたとされる細胞。

<何がすごいのか>
・『分化した細胞は変化しない』という常識を覆した
(ストレスを与えることで動物の体細胞の分化の記憶を消去し、万能細胞へと初期化させる)
・最も簡単でコストを抑えられる方法
(成熟した細胞から多能性細胞を作るために最も簡単でコストを抑えることが可能な方法)
(患者自身の細胞を使って細胞治療ができるようになる。オーダーメイド治療の時代も到来しうる)



いやー、何とも夢のような発見ですね・・・。

これが本当に捏造でなければ、世界は凄い方向に進んでいたことでしょう。


さて、タイトルにある、小保方晴子さんによるSTAP細胞の再現実験ですが、


どうやら、再現できなかったらしいですね。

STAP細胞の有無を調べている理化学研究所の検証実験で、
小保方晴子氏自身の実験でもSTAP細胞ができなかったことが18日、関係者の話で分かった。
STAP細胞が存在する可能性は極めて低くなった。

理研は、検証実験を打ち切る方向で検討している。
19日、検証結果について発表する。


今後は、どうなるのでしょうか。

STAP細胞については、このまま再現せずで決着がつきそう

小保方晴子さんの博士学位については、学位論文(STAP細胞とは別)を再提出できるかどうかにかかっている
(期限は来年10月?)

・もし論文が再提出できなかった場合、早稲田大学により、小保方晴子さんの博士号を取り消されます

STAP細胞についての検証が終了した後の小保方晴子さんの処遇についてはまだ決まっていない模様

といった感じですね。


今回は化学分野という事で、かなり難しい用語が飛び交ってしまいました。

なるべく皆さんに伝わるように噛み砕いて書いたつもりですが、さっぱりわからなかったら、ごめんなさい。

私も、そんなに頭が良くないもので・・・

ちょっとでも、皆さんの参考になって貰えたらうれしいです。


この記事を書いた後に思った事は、

STAP細胞をめぐる研究者の思惑が相当渦巻いていたという事実を知り、

・その背景には、研究者間での競争の激しさや成果第一主義などの弊害があるのかなって思った事と、

・大学のずさんな管理、研究所のずさんな審査体制などに対する憤り、

・そして上記の事実を差し引いても、やはり小保方晴子さんのした論文のコピペや模造はありえない話で、

・日本の研究者に対する信用を大きく失墜させてしまい残念・無念だと思いました


つい先日、青色発光ダイオードでノーベル賞を取った教授方が、ノーベル賞晩餐会でスウェーデン王室の方と談笑する姿が報道され、同じ日本人として誇らしく思っていた後だけに、

やるせない気持ちになりました。


今後、数十年先、小保方晴子さんや更にその下の世代で、ノーベル賞を取る事ができる人材が出てくるのでしょうか

その成否は、この事件(あえてこう書きます)を真摯に受け止めて、地に足の着いた教育・研究をして行けるかにかかっているのではないでしょうか


今回はこの辺で失礼します。長くなってしまいましたが、最後まで読んで下さった方、ありがとうございます。


ではでは。

(間違い等ありましたら、指摘お願いします)


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